家事代行の仕事の流れ

 掃除の家事代行の流れを、仕事をする立場から綴ってみます。

 

インターネット、もしくは電話で掃除の依頼が入ると、何月何日何時から、の時系列で私達スタッフの見るアプリにアップされます。

 

私達スタッフはその一覧を見て、このお宅がいいな、と決めたら応募ボタンをクリックします。応募完了が出たら、私の仕事になります。他の人が先に応募してたら「この案件は他のスタッフに決定しました」の表示が出ます。チェッ、残念、となります。

 

応募の時点ではお客様の個人の事がわかるような情報は入ってきません。

「私の仕事」になってはじめてお客様の住所なり家族構成なり、細かい依頼内容がわかります。

 スタッフとしてお客様を決める時はまず所在地から。交通費が1件あたりいくら、と決められていて、それを越えると赤字になりますから、どうしても自宅から割と近い所、もしくはダブルワークで使っている定期の範疇で考えます。

お台場のタワーマンションだからカッコいい、いってみたい、なんて決め方は基本してません。

なので応募する時は地図を見ながら決めることもあります。

例えば、応募前は大田区大森、までしかわからないので、JR大森駅でないとだめか、、、と思っていたら、地図をみたら京急平和島駅の方からでも同じ位の距離の現場だったとわかるので。もし京急の定期があったら交通費が浮きますから、まるまる収入になるわけなので、それで応募します。

 

訪問前日に確認メールが届くので、「確認しました」のメールを返します。

おそらくスタッフがうっかり忘れるのを防ぐためと思われます。

当日も、訪問20分前に「チェックイン、メール」が入ります。お客様宅の前に着いたらチェックを入れます。

仕事が終了するときも「チェックアウトメール」が届きます。

どちらのメールもクリックしておかないとギャラがもらえなくなるので、都度、きちんとクリックします。

 

仕事が終了し、お客様宅を去った後には「日誌」を入力します。

当日の仕事内容、使った用具や洗剤、その置き場所、注意するところ、お客様の家族構成など。次回、他の人が訪問するときに参考になるように、駅からの道順などもです。

 

さて、お客様宅についてから。

まず名刺をお渡ししてこちらも名乗ります。

そしてお客様のご依頼を確認(どこを掃除して欲しいのか)し、掃除道具と使用する洗剤の確認と置いてある場所を教えて頂き、それから作業に入ります。

この「打ち合わせ」をするので5分早く訪問することになっています。

 

後は基本2時間、ご希望の内容の箇所の掃除に入りますが、汚れ具合によっては時間内に終わりそうにない場合もあり、打ち合わせ時にそれが予想される場合にはあらかじめ優先順位を伺っておきます。

最初から3時間、4時間の契約の場合でも同じです。

たいていの場合、水回りのお掃除が主です。

風呂、洗面所、トイレ、台所。

「カジー」さんの場合、この水回り4点を初回お試しセットとしてプランの一つになっています。

家事代行がどんなものかとりあえずやってもらおう、という時に皆さん利用されているようです。

他はリビングや個々のお部屋の掃除などが多いです。

 

基本、お客様宅の掃除道具と洗剤をお借りして掃除します。雑巾の用意のないお宅もあるのでタオルは持参します。あればもちろんお客様宅のものを使用します。

特別な道具は使いません。あくまでも奥様のかわりとして作業するわけですし、こちらの持ち込んだもので破損や汚しが発生しては言い訳がききませんので。

 

個々の箇所については次回、記載したいと思います。